クロニクル 千古の闇2 生霊わたり

読み終わりました。


「おもしろかった★★★★☆」でした。


悪霊に憑かれたクマを倒したトラクは、ワタリガラス族と生活をともにしていた。しかし、一族の魔道師にも癒せない奇妙な病が流行りはじめる。トラクは、治療法を探すため、再び冒険に出かける...

本書では、前作よりもドキドキ度がアップしていて、トラクや父親、<魂食らい>などの謎も少しづつ明らかになっていきます。

また、天涯孤独で、所属するコミュニティを持たない少年が、自分を探し、確立していく様子が素直に書かれていて、話の展開だけでなく、今後の彼の成長が楽しみです。

まだまだ幼い主人公に待っているのは、どうもあまり穏やかではない運命のようですし、そばから見守るような気持ちで、続編も読みたいと思います。

それに、一作目より、確実に面白くなってるので、三作目は期待してます。


次は、「アーサー王物語Ⅰ」を読もうと思います。



はてな年間100冊読書クラブ」27/100