読書

妖女サイベルの呼び声

「おもしろかった★★★★☆」でした。 しっかりしたファンタジーを読んだぁ!って気になりました。最近は最近の本ばかり読んでいたので、どっちかというと目新しいけれど浮ついたというか、現代調で軽い口調のものが多かった(口調だけ軽くて重いのもありました…

戦略拠点32098 楽園

「おもしろかった★★★★☆」でした。 円環少女の作者のデビュー作を読みたくて読んだ本です。スニーカー大賞金賞はさすがですね。途中で、うわぁ、と思いました。それだけで、読んだかいがあったなぁ。この本だけで充分なので、この本だけで完結して、アニメ化…

ハリーポッターと謎のプリンス

「おもしろかった★★★☆☆」でした。 面白いかどうかはともかく、読みやすいですね。ヒストリアンの後だと特に。するんするんと読めました。今回ぐらいから、評価は人によって分かれてくるのではないかと思いますが、だんだんシリアスになってきたのは、ファン…

ヒストリアン

「おもしろかった★★★☆☆」でした。 この本は、予備知識ゼロで読み始めました。読み終わってみると、「面白くないわけではないけれど、そんなに売れる本かなぁ?」ストーリーは、「父の師であった教授」、「歴史学者であった若き日の父」、「私」という3人の歴…

ベアトリス・ベイリーの冒険(4) 猛禽ドルードと血の山脈

「おもしろかった★★★☆☆」でした。 今回は、長期休暇前の人間界の試験でベアトリスが落第点を取ってしまうところから始まります。学校を卒業したいなら、当然、夏期講習に通わなくてはならないのですが、両親のとりなしで、なんとか夏期講習には通わなくてす…

ベアトリス・ベイリーの冒険(3) 大蛇ヒスフィットと海竜の入り江

「おもしろかった★★★★☆」でした。 ベアトリスたちの学校に転校生がやってきた。全身白ずくめの美少女ミランダは、まるでベアトリスたちの秘密を知っているかのような口ぶり。しかもあきらかにベアトリスに敵意をもっている。そして、春休みが始まり、三回目…

臆病者のための株入門

「おもしろかった★★★★☆」でした。 正直言って、全部理解できているわけではありません。ですが、冷静に考えてみるとうなずける話が多数紹介されていました。「絶対儲かる話」は、そんな話があれば人に話すはずがないから絶対うそだとか。ジェイコム株でもう…

ウィッシュリスト

「おもしろかった★★★★☆」でした。 メグは14歳の女の子。ゴロツキのベルチとともに耳の悪い老人の家へ盗みに入ったつもりが、あっさり発見され、その老人をかばったために、悪運が重なって死んでしまう。死ぬ直前に老人をかばったことで、生前の行いの善と悪…

ベアトリス・ベイリーの冒険(2) マンティコアと霧の沼

「おもしろかった★★★☆☆」でした。冬の森の冒険から2ヶ月。魔法使い審議会からの連絡を待つベアトリスは、審議会の理事の一人と母が深夜にこっそりと話していることに気づく。母には何か秘密があり、今度の冒険とも関係が!?といった感じで始まるのですが、…

ベアトリス・ベイリーの冒険(1) ドラゴンと冬の森

「おもしろかった★★★☆☆」でした。 ベアトリス・ベイリーは、天気を操る魔法しか扱えない女の子。すべての魔法使いの子供は、12歳になるまでに審査される。平凡な「一般魔法使い」かそうではないかを。自分はありふれた魔法使いだと半ばあきらめ、「大魔法使…

夕暮れに抱擁を(下)

「おもしろかった★★★☆☆」でした。 裏表紙に「全米で100万部に迫る大ベストセラー」とあるので、どんなにすごいかと思いましたが、サンドラ・ブラウンらしい、まさに「ラブロマンス」です。今回は、珍しく西部劇。衣装とか、生活風景が違って新鮮です。 独…

円環少女 (3) 煉獄の虚神(下)

「おもしろかった★★★★★」でした。 刻印魔道師としての誇りをかけ、圧倒的な力を持つ高位魔道師グレンに立ち向かうことを決意するメイゼルは、自分を危険から遠ざけようとする専任係官・仁との別れを決意する。そして、《神に近き者》グレンとの死闘が始った.…

円環少女 (2) 煉獄の虚神(上)

「おもしろかった★★★★★」でした。 魔法を無効化する人類がいるために、魔法世界から「地獄」とされる地球。少女メイゼルは、魔道師協会の敵100人を倒さねば元の世界に戻れない刻印魔道師。彼女が初めて戦った魔道師が《協会》から脱走し...かなりえげつない…

夕暮れに抱擁を(上)

「おもしろかった★★★★☆」でした。 ラブサスペンスです。雨の荒野で出産した若い女は、テキサスへ向かう幌馬車隊に助けられた。女はリディアと名のり、家族もなく、夫は死んだと言う。彼女の赤ん坊は死んだが、同じ幌馬車隊には、生後すぐに母をなくした乳児…

女王陛下のえんま帳 薬師寺涼子の怪奇事件簿ハンドブック

「おもしろかった★★★★☆」でした。 作者とイラストレーターの対談、書き下ろし短編、書き下ろしコミックなど盛りだくさんですが、お手に取った方はわかると思いますが、薄い本なので、どれもちょこっとです。コミックもあるし、イラストがたくさん入ってるの…

竜の騎士

「おもしろかった★★★★☆」でした。 「竜の谷」で竜たちは人間に知られずにひっそりと暮らしていた。ところが、ある日、1匹のネズミが悪い知らせを持ってくる。(人間たちが)「あんたたちの谷を水没させるつもり」だと。絶望する仲間に、長老は、<空の果て>…

記憶の国の王女

「おもしろかった★★★☆☆」でした。シルヴィは『とてもすてきな大きなこと』という本のヒロイン。だが、あまり、人に読まれることもなく退屈したシルヴィは、本のシナリオとは違う冒険に出かけ...ちょっと最初の予想とは違う展開でしたが、「はてしない物語」…

円環少女 ①バベル再臨

「おもしろかった★★★★☆」でした。少女魔導師メイゼルは、元の世界で罪を犯したため、《この世界=地獄》に堕とされた。《神》が存在しないこの世界では、自然現象だけで秩序の釣り合いが保たれ、地獄人が観るだけで、魔法は崩壊する。ここで、メイゼルは、敵…

二人だけの休日

「おもしろかった★★★☆☆」でした。試合途中に突然倒れてしまった、テニスプレーヤーのスティービー。そこへ、いつも彼女の中傷記事を書くスポーツ記者ジャッドがやってきて...ちょっと、疲れ気味なので、ラブロマンスを読んで休憩しようと読んだ本です。短く…

シルバーチャイルドⅢ 目覚めよ!小さき戦士たち

「おもしろかった★★★★★」でした。新たな守り手を探すトマス、世界中の動物を引き寄せるジェニー、地下で敵を待つ<土堀りや>たち。子供たちはそれぞれ、自らにできるやり方で、怪物<ロア>に備えていた。だが、<ロア>の敵、<守護者(プロテクター)>は…

逃れの森の魔女

「おもしろかった★★★☆☆」でした。 背中の曲がった「醜い女」には、美しい娘がいた。自分には無い美を愛する醜い女は、娘のため、産婆というもうからない仕事を超え、神の遣い、悪魔を祓う女魔術師となったのだが...「ヘンゼルとグレーテル」のパロディという…

だれも寝てはならぬ

「おもしろかった★★★★☆」でした。 もし、読もうと思う人がいたら、この後のコメントを何も読まずに、まず読んでみて下さい。そのほうが面白いと思いますので。 なーんも考えずによんだら、けっこう怖かった...たぶん、中長編のホラーとかだと先が読めてしま…

今夜はだれも眠れない

「おもしろかった★★★★☆」でした。離婚した両親の間を行き来するため、ポーランドとオーストラリアを年中行ったりきたりする少女の話、「フリークエントフライヤー」、天使の仕事とは...「今夜は非番の天使たち」など。「アルテミス・ファウル」の作者オーエ…

風の大陸 最終章 祈り

「おもしろかった★★☆☆☆」でした。 大陸を救うため、ドラウェルクを救う為にローダビアに赴いたティーエは、紛争解決のためにクラ・クム市に向かう。そこにはピラミッドがあり、千年以上前に、ティーエの育て親、ケントウリ族のケイローンがそのピラミッドを…

眠れるラプンツェル

「おもしろかった★★★★☆」でした。 私は、幻冬舎文庫から出版されているものを読んだのですが、Amazonには画像が無くて、角川文庫のものならあったので(^^) 専業主婦暦6年の汐美28歳は、子供なし、夫は仕事でほとんど帰宅しない。ほとんど何もしない毎日に満…

アーサー王物語Ⅰ

「おもしろかった★☆☆☆☆」でした。 アーサー王の誕生、そして即位、結婚などの話です。騎士とか、貴婦人ってやつは...と思いました。各章が短いのでひょいひょい読めるので読んでますが、うーん、私にとっては、人にお勧めできない本です。 次は、「ウィッシ…

童話物語(下)

「おもしろかった★★★★★」でした。 ペチカを探して村を飛び出してから、そろそろ1年...ルージャンは、煙突掃除で生計を立てていた。一人で生活をしたことで、ペチカにしていた意地悪がいかにひどいことだったか身に染みてわかるようになっていた。ある日、ル…

童話物語(上)

読み終わりました、というか、巻末にある「大百科辞典」はまだ途中だけど。 「おもしろかった★★★★★」でした。 みなし子でいじめられっこの少女、ペチカは、<妖精>フィツと出会う。最初に出会った人間を九日間観察しなければならないフィツと、生きることに…

二人の王子とドラゴン

読み終わりました。 「おもしろかった★★★☆☆」でした。 子を欲していた王は、妖精に「娘では国を治められない」と言ったために、双子の王子を授かることになる。時期国王の座を決めるため、王子たちは、ドラゴン退治の旅に出る...国王の座を争うはずが、双子…

パロへの長い道―グイン・サーガ〈108〉

読み終わりました。 「おもしろかった★★★☆☆」でした。 今回も、話はあまり進まず。追っ手を逃れようとしたグイン一行は不思議な城にたどり着いて...といった話なのですが、この辺は、外伝にして、さっさと話を進めて下さーい。と作者に言いたくなるような一…