クロニクル 千古の闇1 オオカミ族の少年

読み終わりました。


「おもしろかった★★★☆☆」でした。

前々から読もう読もうと思いながら、後回しにしてきた本です。絵が酒井駒子さんなので、気になっていた本でした。

悪霊に憑かれた巨大なクマが、主人公の少年の父を襲います。一族からも離れ、父子二人きりで暮らしていた少年は、一人で、父との誓いを果たすために、「精霊の山」を探す旅に出ることになります。案内役は、仔オオカミ、旅の連れは少女。主人公は、「だれも見たことのない山を見つけなくちゃいけなくて、だれにも答えのわからないなぞなぞを解かなくちゃいけなくて、だれもかなわないクマを倒さなくちゃいけない」...

主要な登場人物が幼いためか、訳者の意図のためか、文章がやさしく、読みやすいです。話も、それほど残酷なシーンも無く、派手な魔法とかもなく、ファンタジーの要素もしっかり入ってはいますが、世界がしっかりできていて、落ち着いた作品です。本書は6巻シリーズの第一巻なので、次も楽しみです。


次は、「クロニクル 千古の闇2 生霊わたり」を読もうと思います。


はてな年間100冊読書クラブ」26/100