シルバーチャイルドⅢ 目覚めよ!小さき戦士たち


「おもしろかった★★★★★」でした。

新たな守り手を探すトマス、世界中の動物を引き寄せるジェニー、地下で敵を待つ<土堀りや>たち。子供たちはそれぞれ、自らにできるやり方で、怪物<ロア>に備えていた。だが、<ロア>の敵、<守護者(プロテクター)>は、いまだ海底にとらわれたままであり、ヘレンは<ロア>の弱点を探りだせずにいた。ジェニーの役目とは?そして、<ロア>が現れる...


三部作完結編です。最後までどうなるのかがわからなくて、ページは残り少なくなっていくのにどうなるのだー!!とハラハラし通しでした。最後の大人であるヘレンの父親もバリアからはじき出され、子供たちは子供たちだけで未知の脅威<ロア>と対決することになります。狡猾な<ロア>に翻弄され、自分の力不足、思慮不足を痛感させられながら、独りで精神的な戦いを続けるヘレンや、自分の力と変化に戸惑いながら、それでいてどうしたよいかわからないジェニーなど、どの子からも目が離せないというか、なんというか、読み終わるまで、何もできませんでした。でも、こんなに早く読み終わったのがもったいない気もします。ぜひ、読んでみて下さい。


次は、「ウィッシュリスト」を読むか、「竜の騎士」を読もうと思います。

はてな年間100冊読書クラブ」42/100