竜の騎士


「おもしろかった★★★★☆」でした。


「竜の谷」で竜たちは人間に知られずにひっそりと暮らしていた。ところが、ある日、1匹のネズミが悪い知らせを持ってくる。(人間たちが)「あんたたちの谷を水没させるつもり」だと。絶望する仲間に、長老は、<空の果て>という竜の故郷を探せ、という。誰もその話を信じようとしないが、若き竜<ルング>は、<空の果て>を見つけ出すことを決意し、コボルトのシュヴェーフェルフェルとともに旅立つ。地図を手に入れるため、人間の街を訪れた二人(?二匹?)は、人間の男の子、ベンと出会い、ともに旅をすることになるのだった...

とても優しいお話でした。ちょっと、幸運が続きすぎるかなぁ、という気もしますが、竜は幸運をもたらすものらしいので。出てくる登場人物(登場生物かな?)のほとんどが優しい心の持ち主なのも気になりますが、
主人公たちが、困難にひるむことなく立ち向かっていく姿はとてもさわやかです。



次は、「ウィッシュリスト」を読もうと思います。


はてな年間100冊読書クラブ」46/100