ベアトリス・ベイリーの冒険(1) ドラゴンと冬の森


「おもしろかった★★★☆☆」でした。


ベアトリス・ベイリーは、天気を操る魔法しか扱えない女の子。すべての魔法使いの子供は、12歳になるまでに審査される。平凡な「一般魔法使い」かそうではないかを。自分はありふれた魔法使いだと半ばあきらめ、「大魔法使いなんて!」と反発するベアトリスの12歳の誕生日に、魔法使い審議官がやってきて、ベアトリスは、大魔術師の血筋で、邪悪な魔法使い「ダリー・ランプの呪いに挑戦する使命」があるというのだ...

もっと魔法や妖精などがたくさん出てきて、どんどん冒険する話とおもっていたのですが、冒険に参加する四人とも大した魔法は使えない子供と猫で、読んでいるこっちのほうが心配になります。ただ、独自の魔法世界の話など冒険以外の部分が楽しく、ほのぼの作品でもよい人ならとても楽しめるでしょう。もともと目的が「呪いを打ち消す呪文を唱えること」なので、敵を倒す必要がない分、アクションが少なくてよいみたいです。この作品では、ちょっと幸運が続きすぎなのが気になりますが、続きが楽しみです。

次は、「ベアトリス・ベイリーの冒険(2) マンティコアと霧の沼」を読もうと思います。


はてな年間100冊読書クラブ」52/100